NTT ICCにて11/22から大友良英氏による「音楽と美術のあいだ」の展示が始まります。
新作インスタレーション「Guitar Solos 1」のプログラミングを担当しています。
作品の趣旨やコンセプト等、詳しくはICCや大友さんのリンクをご参照ください。
ICC特設ページ
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2014/Between_Music_and_Art/index_j.html
大友良英のJAMJAM日記リンク
2014-11-20 「音楽と美術のあいだ」 22日オープンです
http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/20141120
「Guitar Solos 1」はギターがテーマになる作品です。
今回もご協力いただいているFOSTEXさんのスピーカーがすばらしい。
何が良いかというと、ヒスノイズが全然出ないんです!
美術館の展示になるとモニタースピーカー用と以上にヒスノイズは気になる存在なのですが、16台使ってもヒスノイズの存在が全く感じられないので、中身に集中できます!
スピーカーではなく、楽器がそこにあるかのような存在感を放ってます。
プログラムはもちろん、Max/MSPで書いていて、最新版のMax7でもMax6でも正常動作します。
決まった長さの繰り返しでは無いので、何時間でも聴いていられるような作品です。
今回のモチーフになっている楽器は大友さんが入手した、ある特別なGibson ES-175です。
僕もES-175を持っていて、たまに自宅でアンプを通さずに弾いているのでとても身体に馴染んでいる音。
こういう作品の制作に携われてとても光栄です。
2月末までの展示なので、ぜひ足をお運びください。
オープニング・トーク1
11月22日午後2時より
出演:大友良英×畠中実(ICC)
オープニング・トーク2
11月23日午後2時より
出演:大友良英,Sachiko M,毛利悠子,藪前知子(東京都現代美術館学芸員)
司会:畠中実(ICC)
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Filament live
12月23日(火・祝)午後7時より
出演:Filament(大友良英、Sachiko M)
会場:ICC 4階 特設会場
定員:300名
入場料:1500円
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大友良英ギター・ソロ
2015年1月24日(土)午後7時より
出演:大友良英
会場:ICC 4階 特設会場
定員:300名
入場料:1500円
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大友良英 音楽と美術のあいだ
OTOMO Yoshihide: Between Music and Art
会期:2014年11月22日(土)─2015年2月22日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:午前11時─午後6時(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日
(月曜が祝日の場合翌火曜),年末年始(12/29─1/5),保守点検日(2/8)
入場料:一般・大学生500円/高校生以下無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
協力:山口情報芸術センター [YCAM]
FOSTEX
制作協力:Sachiko M&
住所:〒163-1404 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
フリーダイヤル 0120-144199
E-mail:query@ntticc.or.jp
http://www.ntticc.or.jp/
展示作品
《quartets》2008年(YCAM委嘱作品)
大友良英+木村友紀+ベネディクト・ドリュー+平川紀道+石川高+一楽儀光+ジム・オルーク+カヒミ・カリィ+Sachiko M+アクセル・ドゥナー+マーティン・ブランドルマイヤー
共同開発:YCAM InterLab
展示室中央に設置された白いキューブの各側面にミュージシャンのシルエットが投影され,キューブの内部からはミュージシャンたちによる演奏音が聞こえてきます.このシルエットと演奏音は,8名のミュージシャンが個別に即興演奏を行なった様子を事前に記録したものです.各シークエンスの時間的な配置がコンピュータ・プログラムによって制御されることで,相互に干渉し,にじみあうようなアンサンブルが絶えず生み出されます.
キューブの各側面と正対する展示室の壁面にはスクリーンが設置され,木,鉄,液体などで作られたオブジェのディテールが映し出されます.これらの物質の映像は,キューブに投影されたミュージシャンの演奏に合わせて振動/流動していきます.
観客は,キューブの4面,さらにそれを取り囲む壁面を同時にすべて見ることはできないため,すべての演奏者の音を同時に聴くことはできても,全貌を見渡すことはできないしくみとなっています.
ディレクション/サウンド・コンポジション:大友良英
アート・ディレクション(キューブ・スクリーン):木村友紀
ヴィデオ/オブジェクツ(アウター・スクリーン):ベネディクト・ドリュー
アルゴリズム・デザイン/プログラミング/システム:平川紀道
録音/音響調整:伊藤隆之(YCAM)
撮影:大脇理智(YCAM)
撮影アシスタント(キューブ・スクリーン):村田宗一郎
テクニカル・サポート:濱哲史
ギター/ターンテーブル:大友良英
ヴォイス:カヒミ・カリィ
シンセサイザー/ギター:ジム・オルーク
笙:石川 高
パーカッション:一楽儀光
トランペット:アクセル・ドゥナー
ドラムス/パーカッション:マーティン・ブランドルマイヤー
サインウェイヴス:Sachiko M
《guitar solos 1》2014年 ※本展のための新作
ギャラリーAに通じる階段で展開されるサウンド・インスタレーション.8―10対のスピーカーが階段の両側に設置されます.
それぞれのスピーカーからは,事前に録音された大友演奏によるギターの音がランダムに再生されますが,全体を一度に聴くことはできません.
通りすぎたり,立ち止まったり,または階段を上り下りしながら作品を鑑賞します.
プログラミング/システム:松本昭彦
機材協力:FOSTEX