KAATで行われるダムタイプの藤本隆行と振付家の白井剛による舞台作品にサウンドプログラマーで参加しています。
しばしばMaxユーザーはプログラミングという手段が目的になってしまったりしますが、こういった作品の制作は目的のためなら手段を選ばずです。
僕も求める音のためにあえてプログラミングをしない部分もあったり。
http://www.kaat.jp/detail?id=7186#.UZ4_44IZ7gG
以下WIRED JPより
http://wired.jp/2013/05/08/node-the-old-man-of-the-desert/
来る5月26日(日)~28日(火)の3日間、KAAT 神奈川芸術劇場にて、ダムタイプの藤本隆行と振付家の白井剛が、ヴェテラン舞踏家の吉本大輔を迎えてつくり上げる舞台作品『Node/砂漠の老人』が上演される。インディペンデントで活躍するプログラマーたちがコンテンポラリーダンスの舞台で映像、サウンド、ライティングを駆使する、メディアアートと舞台芸術の新たな可能性を拓く作品は必見!
『Node/砂漠の老人』は、マルチメディア・パフォーマンスの先駆的存在としておなじみのダムタイプで照明アーティストとして活躍してきた藤本隆行(KINSEI R&D)がディレクションと照明を、そして振付家・ダンサーとして1990年代後半から活動を開始し、2006年からは自らのカンパニーである「AbsT」を率いての舞台が高い評価を受けている白井剛が振付を手がける作品。主演は「舞踏-天空揺籃」の舞踏家、吉本大輔。1941年生まれの吉本は、大野一雄舞踏公演『ラ・アルヘンチーナ頌』(77年)、『私のお母さん』(81年)など数々の舞台監督を務めたのちに舞踏家として独立。世界を舞台に活躍する舞踏家のひとりだ。ほかにもダムタイプの川口隆夫と平井優子、ストリートや武術のテクニックをもつカズマ・グレンといった舞踏家が出演。振付の白井も出演する。
──世界を行き交う人々の中継点、Node。そこに集まる脈絡のない情報から、老人は世界のすべてを知っている。振動する地面、プログラムで描かれる異形の植物たち。そこは破局のあとの砂漠なのかもしれない──
わたしたちが経験している未曾有の現実を、身体とデジタルテクノロジー双方の力を携え寓話的に語りかけるこの作品。プログラミングによるLED照明と映像の同期や、複数のプロジェクターによる多角的な映像投影を実現した舞台では、デジタルテクノロジーと、70歳を過ぎたいまもなお強靭な肉体を誇る吉本の舞踏とのコラボレーションも見どころだ。また、ヴァイオリンの辺見康孝の演奏が、プログラミングによって照明や映像のきっかけを生み、別の音にリアルタイムで変換されるなど、さまざまな演出効果が複雑に進行していくのにも注目したい。
本作品は、2011年と12年の『大野一雄フェスティバル』、また13年3月に韓国・ソウルのLIG ART HALLにてクリエイションと中間発表を実施。今年8月の「あいちトリエンナーレ2013」では劇場版世界初演を行う予定となっている。また今回のKAAT公演の先駆け、5月18日(土)、19日(日)の15:00〜18:00には、オープンクリエイションとして中スタジオでのクリエイションの様子を一般公開する。予約不要、入場無料なので、興味のある向きはぜひこの機会にスタジオを訪れてみてはいかがだろうか。
『Node/砂漠の老人』
5月26日(日)~28日(火)
@KAAT 神奈川芸術劇場 中スタジオ
神奈川県横浜市中区山下町281
5月26日(日)15:00開演(ポストトークあり)
5月27日(月)、28日(火)19:30開演
料金:一般 前売¥3,500(当日¥4,000)
学生 前売¥2,500(当日¥3,000)
問い合わせ:ハイウッド tel.03-3320-7217 info@hiwood.jp
[出演] 吉本大輔(舞踏-天空揺籃)、川口隆夫、平井優子、カズマ・グレン、白井剛(AbsT)
[音楽・演奏(Vn.)] 辺見康孝
[ディレクション・照明] 藤本隆行(KINSEI R&D)
[振付] 白井剛(AbsT)
[ドラマトゥルク] 高橋裕行
[映像・プログラミング] 神田竜、大西義人
[映像・音響・技術] 上條慎太郎(TMUG)
[音響・プログラミング] 松本昭彦、古館健
[システム・プログラミング]稲福孝信、高橋卓久真
[ディバイス制作 ]石橋素、坂本洋一、森浩一郎
[映像] 飯名尚人、田中英行
[衣裳] 北村教子
[宣伝写真] 髙木伸俊
[宣伝美術] 坂本陽一(mots)
[主催] 藤本隆行、KINSEI R&D
[提携] KAAT神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
[共同製作] あいちトリエンナーレ2013、KINSEI R&D
[協力] 大野一雄舞踏研究所、BankART 1929、
LIG Arts Foundation、公益財団法人セゾン文化財団
[企画制作] あいちトリエンナーレ2013、HiWood