エレクトロハーモニクスの名機、マイクロシンセサイザーをシミュレートしたableton liveのM4L用プラグインをリリースしました。
フリーダウンロード可能です。
http://akihikomatsumoto.com/download/microsynth.html
マイクロシンセサイザーはシンセサイザーと名がついているものの主にギタリスト向けに作られたエフェクターです。
これはオクターバーやファズ、エンヴェロープフィルターによって音を変形させるものなのですが、原音からかけ離れた音を作ることができるため、シンセサイザーに近いとも言えますが、昨今のデジタルシンセのような自在さはありません。あくまでエフェクターです。
フィルター効果が強烈なため初期のムーグ・シンセサイザーを連想する音を作ることもできるでしょう。
上下のオクターブとファズ、原音の4種類がオシレーターのようになっており、これをスライダーでミックスします。
レゾナンス、スタート、ストップのパラメーターはフィルター段のためのものでrateでスウィープする時間、start、stopは始まりと終わりのカットオフ周波数を決定します。
y=0以下の振幅を絶対値で反転させてアッパーオクターブの波形を作る方法なんかは今回調べるまで気づきませんでした。サブオクターブのほうはfft使ってずるしてます。
ずるといっても、ハーモナイザー的な音響処理にしなければ単音以外の音入力で使い物にならなくなると予想したので、プラグインのように幅広い用途で使うことを考えての処置です。
ここに書いていて気づいたのですが、アタックディレイというBOSSのスローギアのようなバイオリン奏法のための要素を入れ忘れてました。
いつぞやのバージョンアップ時に追加しようと思います。
ELECTRO-HARMONIX MICRO SYNTHESIZER
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