ircamはmax/mspの開発元として知られていますが、他にもグラフィカルなアルゴリズム作曲支援の開発環境ソフトにOpenmusicがあるのをご存知でしょうか。
このソフトはLisp言語をグラフィカルにエディットし、オーディオやmidiの生成を支援するもので、ブライアンファーニホウやトリスタンミュライユなどの現代音楽の作曲家が活用しているソフトです。
OMはmaxより5線譜の出力に強く、アルゴリズミックに生成した音列やフレーズを視覚的に確認しやすいです。
maxは楽譜の表示機能が極めて弱いのですが、この度JMSLの開発者がその弱点を補うエクスターナルオブジェクトを開発中の模様で、情報がJMSLのサイトにアップされています。
http://www.algomusic.com/jmsl/maxmsp/index.html
このオブジェクトの出来具合がよければOpenmusicのようなライブラリをmax上で構築する価値が出てくると思います。現在作曲のためにjavaとmxjを使って多少Openmusicのライブラリーのような作曲アルゴリズムを一時的に作ったりもするのですが、スコアのような形で視覚的に把握できなければわかりづらいものも多いので、パッチやアルゴリズム自体外には公開しておりません。
将来的にmaxとOMが統合されればいいんですが。