普段よく使ってるES-3というADATからCVの変換器を通じてモジュラーシンセをコンピューター側からコントロールするMaxパッチ、いろいろ自分で使い倒していくうちに見つかった改善点やバグを修正中。
ハードウェアの物理的な構造の操作性の利点とコンピューターの演算能力やGUIならではの利点を棲み分けてハードとソフトのハイブリッドなシステムを理想としてます。
この開発シリーズは随時githubに無償公開してます。
https://github.com/akihikomatsumoto?tab=repositories
即興でリアルタイム作曲するっていう瞬発力を考えるとちょっとでも操作でロスがあると楽曲クオリティーにも響くので、いかにひらめきをその場で瞬時に音楽に変換できるかってことだけを追求したシステム。
一年前にピアノアルバムをリリースして次に全く違うことをやりたいと思い、一番遠そうなモジュラーを導入しはじめたのですがその理由が演奏性。今まで作曲で音楽の世界にはコミットしてきたけど、演奏という要素がほんと自分にはまったくの未開拓の分野でこれはもったいないなと。
これから音楽をやっていく上でまたギターに戻ってもずっとやってる人と勝負にならないので、日常的に使い慣れてる電子音響をきっちり楽器として演奏していくアプローチを開拓しようと。
演奏に必要なツールと作曲や制作に必要なツールは全然違うことに気づいて、それは実時間なのか非実時間なのかという違いなのですが、いくらAbletonを使おうがMaxを駆使しようがソフトとMIDIコンを使った演奏って真に即興的に思いつきに音を出すのが難しいことがわかったので、演奏のためにモジュラーを導入しました。これが自分は一番スピーディーに実時間で脳内のアイデアを音楽化できるので。
LFOなんかはAbleton Linkに対応するようになっていて昨今のソフトシンセ感覚でBPMに同期したノート単位で周期を設定できるのでモジュレーションでビートを刻んだり飛び道具とも違う使い方ができるようになってます。
自分もそうやってDAWとモジュラーシンセをリンクさせてます。