ユーロラックモジュラーシンセとAbleton LiveとCycling’74 Max7を組み合わせることでようやく電子音楽のインプロがやりやすくなりました。
今まで環境的にすべてをリアルタイムにやるには難しすぎてネタを仕込みまくって(場合によってはカラオケ状態で)ライブやっていたものの、なんかしっくりこなくて自分自身は演奏行為が演奏でないような不完全燃焼感で全く楽しめてなかったけど、音響合成部分ではモジュラー組み合わせればコンピューター上のソフトだけでやるより全然フレキシブルに演奏と作曲の中間みたいなことができるのでしばらくこのセット探求します。
何度もプレイバックして非実時間で音楽を構築していった結果と同じくらいの緻密な構造の音楽をリアルタイムに作れる作曲能力を身に付けたいので。
Cycling’74 Max7のモジュラーシンセ制御用パッチはモジュールごとにgithubで公開してます。Ableton Linkに対応させたり既存のBEAPでは足りない機能を補ったり。
https://github.com/akihikomatsumoto?tab=repositories
モジュラーシンセは即興に強いので、従来の「即興音楽だから作曲作品みたいに緻密に構成されてなくてもいいよね」みたいなゆるい音楽ではなく、何十時間も試行錯誤して出来上がるような緻密な構造の音楽をリアルタイムに作曲方向で探求したいものです。
多くの即興はモノフォニックで、一人の人間は一つの楽器を担当するパターンが少なくないですが、コンピューターとモジュラーを組み合わせれば複数の楽器、パートを同時に即興制御してリアルタイム作曲も物理的に難しくなくなっています。
しかし、作曲家の高速作曲能力、動物的な演奏判断力が必要で相応の訓練も必要だと感じます。
映像のモジュールはこういう構成になっており日々使いやすいようにソフトにハードにアップデートしております。