ダブステップ以降ワブルベースのように、テンポシンクのLFOで音色をリズミカルに制御する方法が再発見されたと思いますが、意外とLFOというとサイン波やノコギリ波等一般的な原型波ばかりで、バリエーションがありません。
そこで、さまざまな幾何学的な波形を生み出すLFOをableton M4L max for liveユーザー向けにリリースしました。
ver.2.0からCV/GATEのオーディオ出力機能を追加しました。空のオーディオトラックに挿してCV/GATEボタンを赤く点灯させると0. – 1.のユニポーラで電圧を出力します。電圧値はインターフェイス側の仕様に依存しますので場合によってはアッテヌバーター等が必要かもしれませんがExpert SleepersのES-3では0vから10vを出力することを確認しています。大きすぎる分にはオーディオトラックのレベルを下げるだけでアッテネーションがかけられます。
M4Lプラグインなので、様々なableton Live上にアサイン可能です。マスターボリュームをLFMWで制御することや、LFMW自体のパラメータを別のLFMWから制御することも可能です。
M4L LFMW (.amxd file)
デモ映像ではソフトシンセの様々なパラメータにアサインし、テンポに同期した音色の変化を実験しています。
このようにリズミカルで複雑なモジュレーションを作ることが可能です。
楽曲のBPMに同期して音色を変化させることはDAW以降のソフトシンセでなければ難しかったのですが
LFMWを使ってMIDIコントロールチェンジ情報を制御して、MIDIアウトすればハードシンセもDAWに同期したモジュレーションが可能になります。
(MIDIコントロールチェンジを生成するM4Lプラグインがあるかはわかりませんが、知識のある人なら簡単に自作できるはずです)
M4Lなので、どこかのトラックのボリュームに従ってモジュレーションのリズムが変化したり、複数のプラグインを組み合わせた複雑なルーティングも可能です。
アイデア次第でダブステップ以外の分野でもおおいに活用できるアプローチなので、いろいろ探求してみてください。
その他のプラグインの入手先
http://akihikomatsumoto.com/download/
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