今までデジタルのソフトウェアは仕事に創作に散々開発してきましたが、この度は大学時代の友人と立ち上げた会社から、実験的で斬新なエフェクターを開発する楽器ブランドnoizevil(ノイジビル)を立ち上げました。
NOISEとEVILを掛け合わせたイメージでだいたいどのような音を指向しているのか想像できるかもしれません。
上はnoizevilの発振ファズShooting Starのデモ動画です。
楽器を接続せずにそれ自体の発振だけでノイズシンセとしてツマミ演奏しています!
こんなに強烈なノイズだけを発するシンセサイザーは他に類を見ないと思います。
しかもこれはシンセではなくファズです!!
パラメータ次第ではギターに反応させて、半分制御できて、半分制御不能な状態を作り出すことも可能です。
もちろん、ギターじゃなくて、マイクに通したり、リズムマシンに通したり、ガジェット系シンセに通したり、いろいろな音を加工できる面白さがあります。
noizevil shooting starは
どこからが楽器でどこからがエフェクター?
演奏or作曲?
創作orレディメイド?
楽音orノイズ?
人間or機械?
そんな芸術の境界線上にある問いをいくつも投げかける発振ノイズファズです。
もちろん発振させないときの通常歪みもこだわって作っているため、ビッグマフ以上に図太い重低音を鳴らすことが可能です。
Shooting Starの基本的な音色はかなり図太い感じでストラトのリアPUでこの図太さです。
セッティング次第では超ローノイズでゲートがバッサリ音を切るような効果も出すことが可能です。
トレモロのように音を刻んだり、インプットの音から独立して自律的に音色をどんどん生成変化させていくカオスノイズの領域までいくことができるファズです。
GibsonのES175(P90)のフロントPUでShooting Starを通したのが上のデモです。
ストラトより中低域寄りに図太い音が鳴っていることがわかると思います。
175のフロントといえばジャズの定番の音色なのですがこのエフェクターを通せば紳士なジャズファンの間で暴動がおきるほど極悪になります。
もう一台のほうのGhost Driverはゴーストが取り憑いたような不可解な倍音を発生させることが可能です。
基本的なトーンはゲルマニウムトランジスタを使った懐かしい音なんですが、音のアタック感、輪郭を重視していて、どんなに歪ませても音のアタック感を増幅するCOREツマミが用意されています。
通常のファズは音が潰れきって出だしのアタックはぼやけがちですが、Ghost Driverはどこまでいってもバキバキ、ゴリゴリのアタックを出せるので、パンク、ハードコアからノイズ、ロカビリーまで幅広く使えるファズです。
もちろん、ゴリゴリのアタックを消したければCoreツマミをしぼればコンプ感のあるファズサウンドが展開されます。
ギターの音域を超えたサブハーモニクスを発生させ、ベースのような重低音を鳴らすこともできます。
破壊的な倍音で楽器が壊れたかのような音色を作り出すことも可能です。
Shooting StarとGhost Driverの二種類は4/19土曜日の六本木スーバーデラックスで行われる阿木譲さんのイベント、レッドブルプレゼンツ 0g nightの物販で先行限定販売いたします!
価格は脅威の19800円!!
数は限定数なので、どうしても欲しい人はダッシュです!
とはいえ、べつにコストダウンを計った上でのこの安さではなく、きちんと厳選した部品を手間隙かけて組んでます。
安さの秘密は利益を減らしているだけなので、もはやマクドナルドのバイト以下の利益しかでないのですが、noizevilは単純にお金儲けのビジネスとしてやっているわけではないので、このイベントに来てくれるお客さんのための特別サービスです。
イベント詳細
http://editionnord.com/event/DEconstruct/
http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/events/rbma-presents-0g-night/