デジタルネイティブとアナログネイティブ


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ギタリストにはコンパクトエフェクターという魔法の箱があります。
エフェクターというのはギターから出力されるアナログの信号を加工してアンプに送り出すスパイスのようなものです。

こういう機材はギタリストの世界だから自分は関係ないって思ってるデジタルネイティブな若者に使ってみてほしいです。
昔はこういうアナログ機材をいろいろ組み合せて独自の音を作ってたけど、今はワンタッチにプラグインで済ませる人も多く、エフェクト一つ一つに関する経験や知識が薄い人が増えているように思います。それが幸か不幸かは別問題なのですが。

ソフトウェアで音作りなんて出来なかった時代は、新しい音を手に入れるには常に機材が必要でお金がかかって、高い買い物だから失敗出来ないって緊張感が音作りのセンス、好奇心に火をつけてたと思います。
今は”作る”っていうより、”選ぶ”、”見つける”っていう音作りが多くなったと思います。
それを芸術と見なすか否かは、個人の主観によってくる問題だとは思いますが、作るという経験は決して悪いものではないので沢山経験を積んだほうがいいと思います。

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例えば、Bossのフェイザー一つ買うにしても、必死にお金貯めてカタログがボロボロになるまで調べて、いざ購入してみたら何かイメージと違う、物理の教科書をくまなく読んで原因を探す、間違いを発見して修正すべくMXRの4段のフェイザーに目を付け、再び貯金をはたいて機材を買い替えたら理想的な音に。
こうやって音や機材への愛情、知識を高めたんですよね。一つ一つの機材を徹底的に使い倒した。
シンセサイザーなんかも同様で、もうこれ以上音作りの幅はないんじゃないか?ってくらいフルに機能を使い込んでいたものでした。

今のLogicとかみたいにプラグイン、ソフトシンセが一通り何でも揃った環境で音作りの実験してても、理想の音にならなかったら「これ使えねー」の一言でデリート押して終わりですもんね。
たった6万であれだけのプラグインが揃ってれば、一つ一つへの情熱もなさそうだし、徹底的にいじり倒すって機会は減ってますよね。

Reaktorのような膨大なフリーのライブラリがあるソフトシンセも同様で、一つの音源、パラメータを使い倒す前に、どんどん次のものに差し替えて理想の音を探っていく。

これは機材だけに限った現象ではなくて、音楽の聞き方もそうなっているかと思います。
冒頭10秒でつかみがなければ跳ばされる楽曲…

ランダムアクセスメモリーがもたらした音楽への弊害とでも言いましょうか….

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