私事ですが、8月の会社の退職に続き、今セメスター限りで玉川大学芸術学部の職のほうも退職いたしました。
今までお世話になった先生方には感謝の限りです。私の至らなさで様々な場面で教職員、学生の皆さんに多大なご迷惑をお掛けしていたかと思いますが、温かいまわりの先生方の力で何とかここまでやってくることができました。
4月からは再び学生に戻り、更なる研究のために、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻に進学します。
http://ima.fa.geidai.ac.jp/ima/student.html
これからは教員ではなくなるので、先生という敬称は不要です。もちろん今までも全然松本さんでかまいませんでしたが。笑
この20代も後半に差し掛かってからの進学は収入がストップし、貯蓄を切り崩し、転職臨界年齢にも近づくリスクを伴いますが、もっといい作品が作れるようになりたい、もっと芸術のことが知りたいという好奇心を抑えることはできませんでした。
テクノロジーの力を借りて、芸術とは何なのか、音楽とは何なのかということを探求していきたいと思います。
思えば幼少の頃から学校になんて行かなくていいと父から教えられたものの、気付けば学校という機関にどっぷり浸かっている私です。祖父は東大で工学の教鞭をとっており、父はグラフィックデザイン、僕は両者の間を縫うようにコンピュータ音楽やテクノロジーアートをやっているのは血でしょうか。
アカデミズムは経験しなければならないものだけれど、いつかは乗り越えなくてはならないものと湯浅譲二先生がおっしゃっていたことを胸に刻み、研究に制作に邁進してまいります。
という事情で、収入源が無くなるので、少しでも長く勉学にはげみ、創作活動の資金捻出のためのお仕事も探さなければならなくなりました。
私が出来ることと言えば、浄書、サウンドデザイン、Mix、マニピュレーション、作曲、音響プログラミング、Web制作くらいですが、少しヘルプやアルバイト程度の人材が欲しいというかた、ぜひお声をお掛けいただけると助かります。
http://twitter.com/akihiko_jp
芸大のみなさん、どうぞよろしくお願いいたします。
先端芸術宣言! 東京芸術大学先端芸術表現科 岩波書店 2003-06-28 |