ヨーロッパではアメリカと違って未だシューゲイザーの人気が凄いらしく、ヨーロッパ産のアンプよりもマーシャルアンプが絶賛されて、飛ぶように売れているそうです。
楽器関連商品でも二番目くらいにマーシャルのJCMシリーズが売れてるみたいで、ちょっと住宅事情からしても日本では考えられない話ですね。
シューゲイザーギターといえばマイブラのケヴィンの音です。
今回、シューゲイザーサウンドに欠かせない、リバースゲートと呼ばれるYAMAHAのSPXシリーズ独自のアルゴリズムをシミュレートし、ableton Liveユーザーが手軽に使えるようなプラグインを作成しました。
ケヴィン・シールズも使っているのはYAMAHAのSPX-90というラックエフェクターです。
これにしか出せないサウンドがあることは確かですが、メンテナンスしていくのが大変なラックエフェクトを今時買うというのはわりと試練です。
そこで、プラグイン化してしまおうということで作っています。
ちなみにSPX90の実機の音はこんな感じです。
映像はSPX90IIですが、SPX90が発売されてからすぐにアップデートされた二代目でメモリーが倍増してディレイタイムが伸びてる以外、基本的な部分はSPX90と同じです。
SPX90のマニュアル
http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/signal/SPX90J.pdf?_ga=1.82686229.2098381481.1414164858
SPX90IIのマニュアル
http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/signal/SPX90IIJ.pdf?_ga=1.82686229.2098381481.1414164858
轟音ギターにこのリバースゲートをかければ音の壁が作れます。
これはリバーブやディレイ、グラニュラーやグリッチなどの最近のリッチなアルゴリズムとはちょっと違って独特の音響効果があります。
ギターにかけるのが一般的ですが、それ以外の楽器で轟音の壁を作ってみるのも面白いのではないでしょうか。