マッシュアップ以降ヒップホップとは異なるかたちで、様々な音楽や音声ファイルを大量にサンプリングして組みあわせてリズミカルにビートに重ねるような音作りが出てきたと思いますが、これを手作業でやると膨大な時間がかかります。
もちろん、それはそれで重要な制作だと思いますが、一つ一つの音にあまり意味を持たせず、全体として面白い音が仕上がればOKと考える場合は自動的にこの作業ができると楽な場面も多いと思います。
とにかく、自動的に生成してしまって、気に入ったものを採用するというほうが、緻密にオーディオを切り貼りして組み合わせながら相性を考えるよりも結果的にスピーディーに思い描く音を作れることもあります。
そんな自動処理を行うプラグインがM4L Mash Upperです。
M4L Mash Upper (.amxd file)
M4L Mash Upperはableton liveの拡張M4Lのインストゥルメントです。
操作方法はマッシュアップしたい音声フォルダーをセレクトしてMIDIデータを打ち込んでLiveを再生すればいいだけです。
MIDIは単純にタイミングだけ見ているので、オーディオを入れ替えたいタイミングにノートを置けばいいだけです。ピッチやデュレーションの情報は無視されます。
NOTEはサウンドのデュレーションですが、モノフォニックなので、次のMIDIノートが入力されたら途中でも中断されて次の音に切り替わります。
PITCHSHIFTボタンはサウンドの再生時にピッチベンドのような効果を自動的に付加するかを選択できます。