(IRCAMAXのサイトよりSuperVPSynth)
フランスの国立音響音楽研究所IRCAMがIRCAMAXをリリースしました。
どれも有料なところが昨今のIRCAMっぽいでしょうか。フォーラムソフトウェアのように年間いくらという料金体系では無さそうです。M4LであればMaxからオリジナルのパッチを開くことができるので、オブジェクトを別のパッチに移植できることを考えると安上がりなM4Lパッチもあるのかもしれません。
http://ircamax.ircam.fr/ircamax_home.html?L=1
フェイズボコーダーであるSuperVPやマルチバンドディレイなどを使いM4Lパッチが作られているようです。普段からIRCAMのMax/MSPオブジェクトを使っている人ならば自力で作れそうな感じで、あまり目新しい感じはしないかも知れません。
それでもabletonユーザーにとってはこれらのテクノロジーをパッチを組むこと無しに手軽に利用できるメリットはあるでしょう。
それにしても、これまでのIRCAMのイメージを覆すサンプルムービーの音楽の数々ですね。
ある意味で、現代音楽のターニングポイントを連想してしまいます。
Computer Music: Synthesis, Composition, and Performance Charles Dodge Thomas A. Jerse Schirmer Books 1997-07-02 |