Processing Community Dayさまに招かれて2020年2月1日に Yahoo! LODGEにて以下の基調講演を行います。
プロセッシングの技術を扱うわけではないですが、アルゴリズミックに物事を考える事例として音楽でその手法を応用してきた紹介や、歴史的作品をアルゴリズムという角度から分析したり、ものの見かたを紹介するような内容になると思います。
https://pcd-tokyo.github.io
松本 昭彦「音楽とアルゴリズム ~歴史・テクノロジー・アート~」
本講演はアルゴリズミックなものの考え方を分野を限定せず応用することを目指し、音楽の作曲の世界を1例にその技法や美、創造性、芸術についての実践や展開の可能性を検証します。 アルゴリズミックな表現は音楽の世界では古くから存在し、1950年代のレジャレン・ヒラーの時代から既にアルゴリズミックな作曲による生成音楽が存在していますが、実はコンピューターが20世紀に登場するはるか以前からその萌芽を見ることができます。
音符という離散的なデジタル表現と親和性が高い概念の組み立てにより設計されてきた音楽の歴史の中に、いかにアルゴリズムを見いだすことができ、それらをモデル化することで様々な表現に応用し技法や発想を拡張できるのか、音楽の世界の外側の人たちに向けてその可能性を紹介します。
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PCDとは
PCDとは、Processing Community Day(プロセッシング・コミュニティー・デー)の略です。
Processing のユーザーの交流イベントで、アートとプログラミングのコミュニティの多様性を祝って
世界各地で2020年上半期の間に開催されます。
東京では Yahoo! JAPAN 様の協力のもと、2020年2月1日に Yahoo! LODGE にて開催されます。
Processing のパイオニアや若手アーティストらによる講演やワークショップを通じて、
クリエイティブなハックやアートに直に触れることができます。